SDGsを中心とした持続可能性への社会的要請が観光分野でも盛んになっており、観光庁による日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)の策定や、GSTC認証団体であるグリーンデスティネーションズが設けた観光地域向けの基準(GDS)のTOP100選に日本から12地域が選出される(令和3年(2021年)度実績)等、観光振興での重要性が増してきている。旅行者視点でも観光が持続可能であることの重要性の認識は高まっており、環境に優しい移動手段を選択したい、旅行中に出るごみの量を減らしたいという関心が高まっている。
そのような背景を踏まえ、本町のまちづくりに大きく寄与してきた観光を基礎に、今後は環境先進都市ならではのコンテンツや、小布施を訪れる方がこれまで以上に小布施のライフスタイルに共感し、豊かさを感じられる仕組みをつくる。
電気自動車社会を見据えた充電設備などのインフラを整備し、環境に優しく町巡りに適した電動モビリティなどの二次交通の充実化をはかることで、観光客がストレスなく訪問できる環境を整える。
小布施の食文化や、地場産業である農業を活かした食や農の体験を開発、展開する。農商工連携により小布施の特産物である栗やリンゴなどを利用した商品開発を促進し、それらを活かした体験を開発、実施する。
サステナブルな小布施のライフスタイルを小布施に訪れた方も楽しみ、豊かな時間・空間を味わえるような滞在型体験コンテンツを開発する。温室効果ガスを出さないスマートな移動や、ごみを出さない飲食・購買など、ゼロ・カーボンやゼロ・ウェイスト分野の施策を観光コンテンツに組み入れる。